
5つ目の記事だね。
長期投資とか複利とかって、少し難しそうだね。

全く難しいことはないよ!
投資を始める前に必ず覚えておいてほしい前提知識だから、絶対に読んでほしいな!
投資と言いつつギャンブルのような投資行動をする人が本当に多いから、気を付けてほしいんだ!
本記事は、これから投資を始める方はもちろん、既に投資をしている人にも是非読んでほしい記事です。「①インデックスファンド」を「②長期」で「③積み立てる」戦略の、②の部分の説明記事になります。
投資ってどんなものだろう?とにかく投資を始めてみたい!と考えている方には、是非行動してほしいですが、行動をする前に認識してもらいたい内容になっています。
本記事を読んでいただくことで、「複利を活かした長期投資のインパクト」と「ゆっくりお金持ちになる」ことの意味が分かると思います。これを理解することで、投資の失敗を大幅に減らすことが出来ます。
では、見ていきましょう!!!!!
1.結論
投資は、早く始めるほど良く、また、金額が大きければ大きいほど良いです。これは、記事を読み終わった時に実感出来ると思います。
投資は、時間を味方につけることで爆発的なパフォーマンスを発揮します。そして、この爆発的なパフォーマンスを可能にしているのが、「複利」です。この複利を上手に使うことで、爆発的にお金を増やすことが出来ます。
以下のグラフは、それぞれの資産を1ドル分購入した場合に、200年間でその資産がどうなったか、を表したもので、投資の世界ではとても有名なものです。(インフレを加味した実質リターンを表しています。実質リターンとは、インフレ(物価上昇)を差し引いたリターンのことです。)

アメリカ株を200年前に1ドル分購入して持ち続けていた場合(配当も再投資)、200年間でなんと60万ドルにまで増えています。逆に、現金1ドルで持ち続けた場合は、200年後には0.07ドルになってしまっています。これは、インフレ(物価上昇)を加味すると当時の1ドルの価値がここまで下落したことを示しています。逆に言うと、インフレを加味しても株式は60万ドルの価値にまで増えている、ということがわかります。
恐ろしいのは、このグラフの縦軸が指数関数になっているところですね。
2.単利と複利
では、基本的な単利と複利から説明します。
単利とは
まず単利とは、投資した元本に対するリターンのことです。具体的に見ていきましょう。100万円を投資して毎年5%のリターンが得られるとします。そうすると1年後のリターンは以下の通りです。
・100万円 × 5% = 5万円
投資で得た5万円を再投資することなく、毎年100万円の投資に対するリターン5万円を得るのが、単利の考え方です。ですので、単利で得られる毎年の投資リターンは、5万円となります。

複利とは
これに対して、複利は毎年のリターンを投資元本に組み込みます。1年後のリターンは単利の5万円と同様ですが、2年後、3年後は得たリターンを投資に突っ込んでいく為、それに対しても5%のリターンが付きます。。
・1年後のリターン:100万円 × 5% = 5万円
・2年後のリターン:(100万円+5万円) × 5% = 52,500円
・3年後のリターン:(100万円+5万円+5万2500円) × 5% =55,125円
どうでしょうか?なんだか大したことがないように見えますね。

単利と複利の差
それでは、100万円を5%で運用した場合、40年間で得られるそれぞれのリターンを比べてみましょう。
・単利:5万円(1年間のリターン) * 40年 = 2,000,000円
・複利:6,039,989円
ん?????となりませんか?これが複利です。まさに、「雪だるま式にお金が増える」ですね。ちなみに、41年後の1年間のリターンは約35万円です。
複利のイメージは、雪山から雪玉を転がすイメージです。山が高ければ高いほど(時間が長ければ長いほど)、雪玉が大きければ大きいほど(投資額が大きければ大きいほど)、リターンは跳ね上がっていきます。
そのため、「投資は、早く始めるほど良く、また、金額が大きければ大きいほど良い」のです。
3.長期投資のメリット
①複利の力
2.で説明した通りです。アインシュタインも、複利は人生最大の発明だと言っています。
②無駄なコストがかからない
短期売買による手数料等のコストは複利の力を半減させ、投資パフォーマンスを低下させることに繋がります。基本戦略は長期で投資し続けられるものに対して、「バイ&ホールド(買ったら持ち続ける)」をすることです。面白い話もありますが、別の機会にお伝えします。
③短期投資はリスクとリターンが大きい
ここでは簡単に説明します。短期投資は暴騰、暴落の可能性がある為、大きく損をすることもあれば大きく得をすることもあります。しかし、長期投資ではそのリスクを軽減することができます。
例えば米国株式投資においては、ある程度の長期投資を実行することで損をするという可能性を、ほぼ0にすることが出来ます。これも、長くなるので別の機会にお伝えします。
4.長期投資のデメリット
強いて言えば、初速が出ないことです。仕方のないことですが、手法上ガツンと儲けることが難しいのです。ただ、再現性はものすごく高いです。
投資の神様であるバフェット氏は、投資のみで世界でも有数の富(世界3位?)を築きました。他の名だたるお金持ちは、ほとんどが自分の事業を大きくした人たちです。そのバフェット氏が、「なぜみんながバフェットさんの投資手法を真似しないのだと思いますか?」と問われた時に、以下の言葉を残しています。
「(わたしみたいに)ゆっくりお金持ちになりたい人なんていないよ。」
まさに至言だと思います。
仮想通貨やFX、レバレッジを利かせた取引等で人生逆転!などと考えていませんか?それは投資ではなく、投機(ギャンブル)です。統計上、90%以上の人が養分になってしまいます。その時勝てたとしても、続ける中で全てを失う方がとても多いです。それでも、すぐにお金持ちになりたいですか?
5.まとめ
投資における複利、長期投資の重要性をご理解いただけましたでしょうか。こういった知識の積み重ねで、皆さんには「ぶれない自分」を作ってほしいと思っています。
投資において一番重要なのは、平常心です。逆に言うと、一番怖いのは暴落や暴騰時のパニックです。自分がなぜ投資しているのか、どういうスタンスで投資をしているのかを常に強く持ち続けることが投資においては大切なのです。
米国株式は暴落や暴騰を経験しながらも、過去200年以上年平均5%超の成長を続けています。短期で見れば負けることもありますが、長期で見れば負けることは逆に難しいです。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。ここで学んだ結果、皆さんが幸せな投資ライフを過ごせることを望んでいます。これからも勉強していきましょう!!!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。他の記事も是非読んでみてください!
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